40オトコの悲喜こもごも

アラフォーど真ん中のオトコが、主に仕事(特に転職)を通じて感じたことをツラツラと書き綴ります。

この国の行く末が本気で心配になった -川崎 児童襲撃事件 -

人の不幸を騒ぎ立てるつもりはない。まずはじめに断っておく。

でも今日は、朝からこのニュースで頭がいっぱいだった。

 

怖かっただろう。痛かっただろう。

どんなにか無念だろうか。

 

朝が来て、いつもと変わらず布団を出て、ご飯を食べて、

お父さん、お母さん、兄弟姉妹、

もしかしたらおじいちゃん、おばあちゃんも居て、

いつも通り身支度をして、玄関先とか居間とかで

 

「行ってきます」

「行ってらっしゃい」

「気を付けてね」

「今日も楽しくね」

「お仕事頑張ってね」

「勉強しっかりやるんだぞ」

 

なんて、どこの家庭にもある会話をいつも通り交わして。

 

今朝、学校へ向かうバスを待つ最中、恐怖の渦に一瞬で巻き込まれた子供たちも、

みんな、いつもと何ら変わらぬ朝を迎えたはずだろう。

そう、圧倒的大多数の人々が、いつもと変わらぬ朝を迎えたように。

 

www3.nhk.or.jp

 

本当に残念ながら、小学校6年生の女の子がその幼い命を落としてしまった。

そして、詳しくは知らないが、大人の男性も1人その尊い命を落としてしまった。

 

我が家にも、彼女と同じ小学校6年生の子供が居る。

全くもって、他人事とは思えない。

きっと、小さい子を持つ親の立場にある人は、皆同じ気持ちだと思う。

 

犯人も自害したという。

彼のバックグラウンドや、抱えていたものなどは

私が知る由も無いので触れないし詮索しない。

 

最近、小さな命が大人によって脅かされるという

あってはならない事件・事故のニュースが多い。

多くの人の記憶に刻まれていることだと思う。

 

・青信号を自転車で渡っていた「だけ」の親子が、ノーブレーキの車にはねられ亡くなった。

杖をつかないと歩けない、つまりは脚に不安を抱えている人が車を運転する。

聞けば新車の購入まで検討していたとか。事故のリスクを考えないのだろうか。

 

・散歩中、信号機を待っていた「だけ」の保育園児の列に事故車両が突っ込み、子供が亡くなった。

いわゆる右直事故。完全にドライバーのミス。確認ミスと思い込みでこの事故は起きる。

ただ、信号待ちをしていた「だけ」の子供たちに、あろうことか車が突っ込んだ。

 

・親から暴行を受けた7歳の子供が交番に駆け込む

彼はただ、毎日を一生懸命に生きていた「だけ」なのに、産まれて来た親がとんでもなかった。

Twitter上では、7歳児のこの判断に賞賛が相次いでいたが、私は全くそんな気になれなかった。

何も悪くない7歳の子が、親に暴行され「助けて」と交番へ走り込む。

世も末だ。

 

・そして今日、ただ学校へ行く途中にバスを待っていた「だけ」の子供たちに、1人の暴漢が刃を剥いた。

 

全てに共通することは、罪もない、ただただ彼ら、彼女らなりに毎日を一生懸命生きていたはずの

「子供」が被害者になっている。

 

そして、全ての加害者は我々大人だ。

 

子供は国の宝。

私たちが歩んできたように、彼ら、彼女らもそれぞれの人生を歩む権利があって

良い事ばかりじゃないけれど、いろんな経験を積んで大人になる。

その過程を我々大人は見守っていかなければならない。それがあるべき社会なのに。

 

あろうことか、大人が子供を殺めている。

 

今朝、悲しい事に無くなってしまった6年生の女の子。

 

昨日は学校でどんな楽しい事があったんだろうか。

昨日は学校でどんなツライ事があったんだろうか。

夜は家族で何を食べたんだろうか。

今朝はお母さんと喧嘩しなかっただろうか。

今朝はお父さんとお話ができただろうか。

 

もっと言えば

彼女が産まれたとき。どれだけの人が手放しで喜んだのだろうか。

彼女が初めて歩いたとき。ご両親はどれだけ嬉しかっただろうか。

 

そして今、ご両親の胸の内を思うと、本当にやり切れない気持ちになる。

 

紙一重でその生を繋ぎとめた子供たちも、どれだけ怖かっただろうか。

どれだけ痛かっただろうか。

 

我々大人たちは

そりゃ毎日良い事ばかりじゃないけれど

やっていい事と悪い事の分別もつかないほど

落ちぶれてしまったのだろうか。

 

今、私にできることは

亡くなった子のために祈ること

自分の子供を、子供の大切な友達を、どうやれば守れるのか考え行動すること。

 

そして、実はこれが一番足りていないのかもしれないが

自分の隣の人にそっと手を差し伸べること、自分も差し伸べてもらうこと。

なのだろうか。

 

 

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